医療

保健所の立ち入り検査

自宅カフェはもちろん、店を開業する際には保健所への申請が必須となっています。この審査を通過できないと開業はできないため、もし審査に引っかかってしまうと、開業が遅れてしまうということもあり得ます。まずは審査に引っかからないように、内容を確認していきましょう。保健所で行っている主な検査項目は、「シンクが2つ以上ある」「虫やネズミの対策をしている」「ゴミ箱がふた付きであること」「調理の場と食事の場が区切られていること」などが挙げられます。特にシンクの数などは自宅に備え付けられていない場合もあります。保健所の検査項目を確認した上で、リフォームを行うことが大切です。保健所とやり取りするときは、物件を選ぶところから、営業をはじめるところまでの付き合いとなります。どのタイミングで何をすれば良いのか、しっかり相談しながら進めていきましょう。実際に保健所とやり取りを進めていく際には、まずは間取りを確認します。どんな基準になっているのかを確認して、分かりやすい図を用意しておくことが大切です。次に内装工事の業者を探します。合わせて、食品衛生責任者の講習会に参加しましょう。調理師の資格がなくても開業はできますが、食品衛生法に基づいて、講習会には自分、もしくは従事者から1名を参加させなくてはなりません。費用は1万円程度で、1日程度で終わります。次に、営業許可申請書を提出します。工事完了予定の、1週間ほど前を目安とすれば問題ありません。その後に保健所に立入検査をしてもらい、営業許可書を発行してもらいましょう。この検査に合格できなければ、再検査になります。営業許可書に捺印をして、やっと営業開始です。実際に営業をしてからも、立入検査を行うことがあるそうです。