これまでに、工務店とホームセンターをまわって、思い通りのリフォームに辿りつけなかった、この事務所に辿りつくまでの一連のストーリーを業者の方にお話すると。
「実はね、今日は、たまたま住いの相談会で、事務所を開けていたけれども、普段はこんな風には、事務所公開はしてはいなくてね。たまたま、相談会の予約も空いていたのだよ」
そう言って、ニコニコと笑いかけてくれたので、そのままお話を聞いていると、
「先程、君がリフォームの相談に通っていた工務店とは、私もお付き合いがあるから、君のリフォームについて話してみようかな。でも僕が、お話をする事で僕へのお仕事の依頼料が発生してしまうから、君のデザイン画をもって、工務店に相談に行けば、あの工務店ならば仕事は確かだろうから、大丈夫だと思う。君のデザイン画でも、十分伝わるはずだから。その方が、リフォームがスムーズにいくかもしれないよ。僕は、実際の現場を見ていないからなんとも言えないけれど、お話しに聞いたところだと、工務店のおじさんは、現場をすでに確認しているのであれば、そのデザイン画で十分、話はまとまると思うよ。何度も言うけれど、相談は無料だけれども、僕にお仕事を依頼をすると、僕が働く事になるから、その分、人件費用がかかってしまうからね。もしよかったら、もっと大規模なリフォームの際に、また、ご相談に来て下さい。リフォームでしたら、あのおじさんの工務店さんは、腕は保証しますからね。僕に実施に依頼をしても、あのおじさんが、結局君のお宅のキッチンの現場の工事にお伺いする事になるから、その辺りをよく考えて見て下さい」
と、アドバイスを頂けました。
リフォーム依頼の扉は、幸運にも開いていました。
